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兵庫県豊岡市と 「空き家除却促進に係る連携協定」を締結しました!


 解体工事のDXプラットフォームを手掛ける株式会社クラッソーネ(愛知県名古屋市、代表取締役 川口哲平、以下「当社」)は、兵庫県豊岡市(以下、「豊岡市」)と「空き家除却促進に係る連携協定」を締結いたしました。昨今、全国的にも社会課題となっている空き家問題への対策として、豊岡市の空き家除却を推進することで、安全安心なまちづくりを目指します。また本締結で、当社の自治体連携の実績は78自治体(行政運営の団体含む)となりました。

背景

 近年、空き家が増加し社会課題となっています。総務省統計局発表「平成30年住宅・土地統計調査」によると、全国で空き家は約849万戸、空き家率は13.6%と過去最高の水準となっており、野村総合研究所の試算では2038年には全国の住宅の3軒に1軒が空き家になると予測されています(※1)。
 住宅・土地統計調査(総務省)によると、豊岡市の空き家数は、平成25年の5,690戸から平成30年の5,850戸に増加しており、空き家率は16.2%となっています。この空き家率は全国平均の13.6%、兵庫県の13.5%と比較して高い水準です。また、空き家のうち、「二次的住宅(別荘等)」、「賃貸用の住宅」、「売却用の住宅」以外の「その他の住宅」が57.4%を占めています。

 豊岡市は、今後ますます増えていく空き家に対して総合的な対策を推進するため、平成30年3月に「豊岡市空家等対策計画」(計画期間:平成30年度~令和4年度)を策定しています(令和5年3月に同計画を改定、計画期間:令和5年度~令和14年度)。
 空家等特別措置法に規定されているように、空き家は所有者等が自らの責任により、的確に対応することが空き家対策の前提となります。そのため、所有者等の空き家の管理に対する意識改革に取組み、空き家の抑制と適正管理につなげることが必要です。また、空き家を活用した移住定住促進を行うことや、空き家の状態に応じて必要な措置を講じることで、地域の生活環境の保全と地域の活性化につなげたいと考え、取り組みを進めています。

 当社は、解体工事領域で、全国2,000社以上の専門工事会社と施主をマッチングするサービス「クラッソーネ」を運営しており、これまでに累計13万件以上のご利用者実績(※2)があります。2020年9月からは施主と工事会社に対し“着手金保証”“完工保証”“第三者賠償責任保険”を組み合わせた「クラッソーネ安心保証パック」(※3)の提供を無料で開始し、空き家解体に伴う不安解消、社会課題化している空き家問題解決への取り組み強化を行っています。

 今回、豊岡市や当社のそれぞれが持つ資源や特長を活かしながら、管理不全な状態にある空き家の除却促進に向けて連携協力を図り、空き家の適正な管理の推進に寄与することを目的として、協定の締結に至りました。取り組みを通じて、空き家の課題を解決するとともに、当社運営の「すまいの終活ナビ」をはじめとしたIT技術やデータを活用して、住民サービスの向上や業務効率化など、自治体DXの推進に寄与します。

(※1)『2040年の住宅市場と課題 -迫力を欠くストックシフト、本腰を入れた取組が必要-』野村総合研究所より
(※2)旧サービス「くらそうね解体」の実績含む
(※3)空き家処分の不安を解消するための新サービス完全無料型「クラッソーネ安心保証パック」を提供開始(2020年9月29日)

協定に基づく主な取り組み内容

  1. 市内の空き家の所有者に対し、解体の概算費用や土地売却査定価格を提示する「すまいの終活ナビ」を紹介
    (URL:https://www.crassone.jp/simulator/navi/hyogo/toyokashi
  2. 市民や空き家所有者からの相談に、当社のサービスや情報を活用し対応
  3. 豊岡市が推進する空き家除却促進に関する施策において、当社のサービスやノウハウを提供

「すまいの終活ナビ」とは

 スマートフォン等から土地建物の面積や最寄り駅、接する道の幅などの条件を入力することで、「解体費用」と解体後の「土地売却査定価格」の概算額を手軽に無料で把握することができ、「解体費用がどのくらいか分からない」といった情報不足の解消や、解体後の土地売却の見通しが立たないために空き家の解体に踏み切れない所有者の意思決定の後押しを行います。算出にあたっては、県内の解体相場や市場価格などの地域性が反映されます。
 概算費用を把握したうえで、具体的な見積もりを希望する場合は、解体工事のマッチングプラットフォーム「クラッソーネ」により工事会社の紹介を受けることもできます。

代表者のコメント

株式会社クラッソーネ
代表取締役CEO

川口 哲平Teppei Kawaguchi

 当社は「『街』の循環再生文化を育む」というビジョンを掲げ、解体工事を通じて多くの人々の豊かな暮らしの実現を目指しており、事業を行う中で、空き家問題の高まりを感じています。空き家の解消には自治体と民間事業者の連携が重要だと考えています。
 この度、豊岡市と連携協定を締結し、空き家解体の領域でサポートできることを大変嬉しく思います。弊社の解体についての知識や経験・IT技術を活かして管理不全空き家の除却を促進することで、豊岡市の市民生活の向上へ貢献できるよう尽力して参ります。

豊岡市について(概要)

 豊岡市は、市域の約8割を森林が占め、北は日本海、東は京都府に接し、中央部には母なる川・円山川が悠々と流れています。海岸部は山陰海岸国立公園、山岳部は氷ノ山後山那岐山国定公園に指定され、多彩な四季を織りなす自然環境に恵まれています。
 産業は、農林水産業、観光業などが盛んです。特に観光業では、全国的に有名な城崎温泉をはじめ、西日本屈指の神鍋スキー場、但馬の小京都・出石城下町などを有し、年間の観光客は420万人以上にのぼっています。また、地場産業としては、全国の4大産地の一つであるかばんや出石焼などの生産が行われています。
https://www.city.toyooka.lg.jp/index.html

株式会社クラッソーネについて(会社概要)

本社 〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅5丁目7番30号 名駅東ビル4F
代表者 代表取締役CEO  川口 哲平
設立 2011年4月1日
資本金 1,552,984,770円(資本準備金含む)
URL http://www.crassone.co.jp
事業内容 解体工事領域で、全国2,000社以上の専門工事会社と施主をつなぐ解体工事DXプラットフォーム「クラッソーネ」を運営

【「クラッソーネ」サービス概要】

 2020年4月に全国展開した「クラッソーネ」は、解体工事領域で全国2,000社以上の専門工事会社と施主をマッチングするサービスです。施主の希望条件に合わせて最適な工事会社を紹介します。見積もり内容の相談から工事完了まで運営がサポートし、契約の取り交わしは電子契約を採用しており、全てWeb上で完結できます。
 また、最短1分で解体工事の概算費用を把握できる「解体費用シミュレーター」や、解体工事費用に加えて解体後の土地売却査定価格も同時に算出する「すまいの終活ナビ」も提供しており、これらを利用した公民連携での空き家対策事業が、令和3年度から令和5年度の国土交通省「住宅市場を活用した空き家対策モデル事業」に3年連続で採択されています。
 空き家の増加がますます問題視される中、より広く空き家所有者への情報提供・支援を行うため、2023年9月に当社が代表理事となり「全国空き家対策コンソーシアム(https://www.j-akiya.jp/)」を設立しました。
 当社やコンソーシアムでの取り組みを通じて空き家解体の検討を早期化することにより、社会課題である「空き家問題」の解決や、昨今注目を集めている「住まいの終活」の推進に取り組んでいきます。

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