ニュースnews

愛知県あま市と 「空き家除却促進に係る連携協定」を締結しました!


 解体工事DXプラットフォーム「クラッソーネ」を運営する株式会社クラッソーネ(愛知県名古屋市、代表取締役CEO:川口 哲平、以下「当社」)は、愛知県あま市(以下、「あま市」)と「空き家除却促進に係る連携協定」を締結いたしました。昨今、全国的にも社会課題となっている空き家問題への対策として、あま市の空き家除却を推進することで、安全安心なまちづくりを目指します。また本締結で、当社の自治体連携の実績は163自治体(行政運営の団体含む)となり、全国での人口カバー率は約19.3%、愛知県内では約15.4%となりました(※1)。

協定締結の背景

 近年、空き家が増加し社会課題となっています。総務省発表「令和5年住宅・土地統計調査」(※1)によると、全国の空き家数は900万件、空き家率は13.8%と、過去最高の水準となっています。愛知県内の空き家も年々増え続けており、総住宅⁩366万5000戸に対し空き家数は43万3000戸が空き家で、空き家率は11.8%と、平成30年度の前回調査時から0.5ポイント増加し過去最高となっています。

 あま市では、令和5年度に実施した空家等実態調査において、548件の空家可能性建物があることを把握しています。こうした空き家に対応するため、令和6年3月に「あま市空家等対策計画<第2期>」を策定し、空き家の状況に応じ「空家等の発生抑制」、「空家等の適正管理」、「空家等の利活用の促進」、「適正な管理が行われていない空家等の解消」を対策の基本として、事業を推進しています。しかしながら、様々な事情から適切な管理等が行われず、放置された空家等が、防災・防犯、衛生、景観面など多岐にわたる問題を生じさせ、地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼすなど大きな行政課題となっています。

 当社は、解体工事領域で、全国2,200社以上の専門工事会社と施主をマッチングするサービス「クラッソーネ」を運営しており、これまでに累計16万件以上のご利用者実績(※2)があります。また、「解体費用シミュレーター」や「すまいの終活ナビ」を利用した公民連携での空き家対策事業が、令和3年度から令和5年度の国土交通省「住宅市場を活用した空き家対策モデル事業」に3年連続で採択され、現在は全国160自治体(9月30日時点)と公民連携による空き家対策を進めています。

 今回、あま市や当社のそれぞれが持つ資源や特長を活かしながら、管理不全な状態にある空き家の除却促進に向けて連携協力を図り、空き家の適正な管理の推進に寄与することを目的として、協定の締結に至りました。取り組みを通じて、空き家の課題を解決するとともに、当社運営の「すまいの終活ナビ」をはじめとしたIT技術やデータを活用して、自治体担当者の住民対応の質の向上や業務効率化など、自治体DXの推進に寄与します。

協定に基づく主な取り組み内容

  1. 解体の概算費用や土地売却査定価格を提示する「すまいの終活ナビ」を紹介
    (URL:https://www.crassone.jp/simulator/navi/aichi/amashi
  2. 空き家の建物情報をもとに、管理コストや解体費用・土地売却査定価格をまとめたレポートを発行できる「空き家価値査定シート」の活用
  3. 空き家所有者等へ空き家解体の進め方に関するフライヤーを配布
  4. 空市民や空き家所有者からの相談や空き家対策施策に、当社のサービスや情報を活用

代表者のコメント

あま市長

村上 浩司 氏Koji Murakami

空き家問題については、本市においても、人口減少や高齢化などを背景に空き家が年々増加し、老朽化により倒壊の危険、火災や不法侵入などの防犯上の不安、雑草やごみの放置による衛生環境の悪化、さらには景観など、さまざまな問題を引き起こしております。また、空き家の所有者にとりましても、解体費用の負担や信頼できる業者選びの難しさ、遠方在住による管理の困難さなど、多くの悩みを抱えておられるのが実情です。
本協定により、クラッソーネ様と連携して市民の皆さまに情報提供や相談支援を行うことが可能となり、空家除却がよりスムーズに進み、地域の安全・安心の確保、良好な環境維持、そしてまちの活力向上につながるものと確信しております。

株式会社クラッソーネ
代表取締役CEO

川口 哲平Teppei Kawaguchi

当社は「『街』の循環再生文化を育む」というビジョンを掲げ、解体工事を通じて多くの人々の豊かな暮らしの実現を目指しています。事業を行う中で、空き家問題の高まりを感じており、またその解決には自治体と民間事業者の連携が重要だと考えています。この度、あま市と連携協定を締結し、解体の領域で空き家対策のご支援ができることを嬉しく思います。弊社の解体に関する知識や経験・IT技術を活用し、安全安心に暮らせる環境づくりの推進に尽力してまいります。

「すまいの終活ナビ」とは

 相続した実家の家じまいや空き家処分を検討するにあたって、様々な情報を取得することができる家じまいポータルサイトです。主な機能として、土地建物の面積や最寄り駅、接する道の幅などの条件を入力することで、「解体費用」と解体後の「土地売却査定価格」の概算額を無料で算出することができます。

その他、「すまいの終活ナビ」からは下記サービスを利用することができます。

「空き家の迷惑度診断」とは

 空き家の外観や敷地内の状況に関する22個の質問に答えることで、「特定空家等」の予備軍である「管理不全空家等」として指定される可能性を「空き家の迷惑度」として診断します。
 国が示したガイドラインに基づいた設問となっており、簡単に所有する空き家が管理不全空家等に指定される可能性があるかを確認することができます。所有者が自身の空き家の状況を認識できるようにし、適切な空き家の管理を促します。

「空き家価値査定シート」とは

 「空き家価値査定シート」は、対象の空き家の構造や土地面積等の情報をもとに、空き家を放置した際にかかる想定コストや、空き家処分の際の解体費用、土地売却査定価格をまとめたレポートです。空き家の放置・処分コスト等の情報を所有者へ提供することで、空き家の適切な管理や処分の検討を支援し、管理不全空き家の解消を促進します。また、空き家所有者啓発に関する文書作成における自治体担当者の工数削減にも貢献します。

これまで連携協定締結実績のある愛知県内の市町村

南知多町・岡崎市・大府市・西尾市・蒲郡市・碧南市・安城市・小牧市

あま市について(概要)

 あま市は、平成22年に七宝町・美和町・甚目寺町の三町が合併して誕生しました。愛知県の西部、ほぼ全域が海抜セロメートル地帯となっています。名古屋市の西隣に位置し、公共交通機関により名古屋市中心部から約15分という立地条件から、ベットタウンとしても発展し、現在人口約8万人を擁しています。また、地域固有の歴史・文化を受け継いでおり、本市を中心に生産される七宝焼は「尾張七宝」と称され、伝統的工芸品に指定されています。市内に所存する甚目寺観音は、尾張四観音の一つとして知られ、長い歴史を有する文化財です。こうした歴史・伝統を大切にしつつ、良好な住環境と調和した都市づくりを進め、持続的な発展を目指しています。

株式会社クラッソーネについて(会社概要)

本社 〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄2丁目11-30 セントラルビル5階
代表者 代表取締役CEO  川口 哲平
設立 2011年4月1日
資本金 1億円
URL http://www.crassone.co.jp
事業内容 解体工事DXプラットフォーム「クラッソーネ」を運営

(※1)総務省「【総計】令和6年住民基本台帳人口・世帯数、令和5年人口動態(都道府県別)」より算出。都道府県連携や行政団体の対象自治体は省き、市区町村との締結を対象として算出した。

(※2)総務省「令和5年住宅・土地統計調査」より:https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2023/tyousake.html
(※3)旧サービス「くらそうね解体」の実績含む

弊社のサービス内容や、出演・取材に関するお問い合わせはこちらまで

 

解体工事や空き家処分のご相談はこちらまで

 

【無料】解体工事をご検討の方はこちら