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【ATRIUM Vol.001】佐藤俊輔さんの、豊かな暮らし


ATRIUMとは?

“ATRIUM(アトリウム)”は、一人ひとりの「人となり」や「大切にしているもの・こと」に光を当て、共に働く仲間として理解を深められたら、という思いで制作しているクラッソーネの社内報です。

佐藤俊輔さんのプロフィール

『株式会社クラッソーネ』マーケティング部・プラットフォーム事業本部所属。長野県生まれ(生まれただけ)で、すぐ東京都に転居。紆余曲折を経て、現在は千葉県在住。実家はお肉屋さんで、幼少期の経験から働くことに対して前向きである。趣味は料理・ランニング。

My Mission

幸せの総量を増やす

 佐藤さんが大切にしているのは、「自分と他者、どちらにとっても“幸せの総量が増える”選択をしたい」という姿勢だ。たとえ自分の負担が少し増えても、全体としてプラスになるならその方が良い――そんな価値観が、日々の思考と行動の中心にあるという。

 この考えは仕事にも強く表れている。解体工事という大きな意思決定において、ユーザーが“納得して選べた”と感じられること。それによって家族間のしこりが減り、安心して前に進めるようになること。そうした「より良い決断」を支えることが、結果として人々の幸せを増やすと信じている。

 また、自分が得意なことや手間のかかることは積極的に引き受け、苦手な部分は仲間に頼ることで全体を最適化する――そのスタンスもまた、周囲の幸福度を高めるための自然な振る舞いだ。小さな場面の積み重ねでも“幸せが増える選択”をしたい。その想いこそ、佐藤さんの根っこにある価値観である。

佐藤さんにとっての「豊かさ」

走って、つくって、笑い合う。
佐藤さんの豊かさの源泉

 佐藤さんが豊かさを感じる瞬間は、大きな達成や特別な出来事よりも、日常の中にある「誰かを幸せにできた」という実感や、“自分は、自分が正しいと信じられる道を進んでいる”と感じられる時間に宿っている。

 仕事の中で見出した豊かさについては、前述した通り。自分の仕事で、クラッソーネを利用してくださった方々の“安心”や“調和”につなげられた、と感じられたときに深い充実感を覚えるという。自分が関わることで誰かの迷いや不安がほどけ、未来への一歩を後押しできる――その積み重ねこそが、佐藤さんにとっての「豊かさ」の源だ。

 そして、暮らしの中での豊かさ。こちらもいたってシンプルで温かいものだ。
 たとえば、趣味のランニング。半年ほどかけて大会に向けて走る日々は決して楽ではなく、むしろ「最初の15キロとゴール直前以外はずっとつらい」と笑う。それでも、明確なゴールに向けて努力し続けられる時間はかけがえのないもので、大会当日に仲間と走り、そのあと一緒に飲むビールの味は格別だという。誰かと同じ目標に向かい、やり切った達成感を分かち合う――その瞬間に「生きててよかった」と思える豊かさがある。

 もうひとつ、佐藤さんにとって大切なのが「料理」。家族や大切な人を喜ばせるために料理をする時間が好きだという。「うちの奥さんは、どうしたら喜んでくれるかがすごくわかりやすいマーケティング対象なんですよね」と照れながら話す姿からは、相手の幸せを想像すること自体を楽しんでいる様子が伝わってくる。自分の手で作った料理で誰かが笑顔になる――そんな小さな幸せの循環が、彼の暮らしをいっそう温かくしている。

 そして、もっと素朴で自然な豊かさもある。気心の知れた友人や家族と、美味しいものを食べて飲んで、たわいもない話をする時間。「このために生まれてきたなと思う瞬間がある」と語るほど、佐藤さんにとってその時間は人生そのものを肯定するような力を持っている。悩みや迷いがある時期でも、美味しい料理や楽しい会話に没頭するひとときが、また前に進むエネルギーを与えてくれるのだ。

 我々が取材をして感じた佐藤さん像は、“人を幸せにすることを自然体で実行している人”だ。結婚式での司会や段取りを友人から頼まれることが多いのも、その人柄ゆえだろう。誰かの大切な日がより良いものになるなら忙しくても引き受ける――その行動は、彼の中の「幸せの総量を増やす」という軸と完全につながっている。

 小さな幸せを丁寧に拾い集め、自分の力で誰かの幸せを増やすことに喜びを感じる。その積み重ねが、佐藤さんの「豊かさ」の正体である。日々の仕事にも、趣味にも、生活のひとコマにも、彼らしい“幸せの循環”が息づいている。それが佐藤さんの人生を温かく満たし、周囲にも穏やかな光を広げているのだろう。


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この記事を書いた人

近土真歩

近土 真歩

コーポレート・コミュニケーション部の新卒5年目。新卒採用担当を経験し現在は広報担当。クラッソーネと、クラッソーネが立ち上げた「全国空き家対策コンソーシアム」の広報活動に奔走中。

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