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クラッソーネの未来を担う人財に!濃密すぎる新入社員研修の1ヶ月をレポート!



ご覧いただき、ありがとうございます!クラッソーネ新卒採用・教育担当の幡中(はたなか)です!2022年4月1日、弊社にも3名のフレッシュな新卒の新入社員(以下、新卒クルー)が入社しました!クラッソーネでは、昨年度から新卒クルーには、会社・事業の持続的成長を担う人財へといち早くレベルアップするための土台形成を目的とした1ヶ月間の新入社員研修を実施しています。60名弱のベンチャー企業にしては、時間も手間暇もかけた研修を用意しています。今日は、そんなクラッソーネが実施しているこだわりの新入社員研修についてご紹介します!

Topic

新卒クルーの紹介

2022年4月に晴れて入社した22卒クルーは、以下の3名です。(五十音順)


コンサルティング部 コーディネートチーム

窪田 捺希Natsuki Kubota

岐阜県揖斐郡出身。名古屋市立大学 人文社会学部 国際文化学科卒。
小4から始めたバドミントンを現在も続けるアクティブ女子。大学在学中は、就活支援団体へ所属し、自身が就活中にも関わらず、後輩の就活支援に没頭する他者貢献の鬼。「人の人生のターニングポイントに関わりたい」という想いと、クラッソーネのMVVに強い親和性を感じ、入社を決意。愛称は”なっきー”


コンサルティング部 コーディネートチーム

鳥本 真生Maki Torimoto

岐阜県岐阜市出身。岐阜大学 工学部 電気電子・情報工学科卒。
くまのプーさんとおばあちゃんが作った茶碗蒸しをこよなく愛する素朴な一面もありながら、大学在学中から長期インターンにて社長の右腕的ポジションに挑戦するなど、クールさと強い情熱を持ち合わせる。「夢をカタチにする伴走者」を目指し、社会的意義のあることに最先端で取り組んでいると感じたクラッソーネへの入社を決意。愛称は”まっきー”


コンサルティング部 コーディネートチーム

山本 樹Tatsuki Yamamoto

神奈川県横浜市出身→東京都三宅島育ち。二松学舎大学 国際政治経済学部 国際経営学科卒。
クラッソーネでは、CEO川口に次ぐ2人目の島民クルー。内定者インターン時代から、独特なキャラクターを遺憾無く発揮し、すでに社内の愛されキャラを確立。新入社員研修では、ムードメーカー的存在。家では納豆卵かけご飯しか食べないなど偏食家でもあり、プロフィールでは語り切れない、どこを切り取っても個性派なクルー。愛称は”たっきー”

4月1日の入社式では、役員・部長陣から1人ずつ祝辞をもらい、先輩たちからも、社会人キャリア一歩目にクラッソーネを選んでくれた感謝と激励のメッセージが贈られました!

新入社員研修の目的

クラッソーネの新入社員研修は、以下の目的で実施しています。

①部署配属後、先輩や同期と共に顧客への価値提供を行うための土台形成
②将来のクラッソーネを担う存在に成長するための土台形成

一般的にイメージされる新入社員研修では、まずは社会人としてマナーをしっかり覚えて、会社のことを1つ1つ覚えていきましょう…というような流れかなと思います。クラッソーネでも、もちろん社会人としての基礎や企業・業界理解を促す研修は実施しますが、それだけでは終わりません!
良くも悪くも、新人を新人として扱わないのが、クラッソーネです(笑)。約1ヶ月間の新入社員研修を終え、各部署へ配属される頃には、先輩クルーと一緒にプロフェッショナルの自覚をもって顧客への価値提供に取り組んでほしいと願っています。

そのため、社会課題解決型ベンチャーのこれからを担う人財に成長していくための土台形成となる濃い1ヶ月を、3名には過ごしてもらいました。では、22卒クルー3名はどんな1ヶ月を過ごしたのでしょうか?

研修の内容

4月1日から始まった新入社員研修は、以下のスケジュールで進行しました。

新入社員研修は大きく分けて、
・基礎知識インプット
・チームプレゼン
・振り返りと目標設定

以上3つのパートに分かれています。

基礎知識インプットでは、社会人そしてクラッソーネで働くクルーとして、最低限身につけてほしい知識やスキルを習得しました。社会人マナーはもちろんのこと、事業ドメインを置く解体業界やその周辺(不動産、住宅業界など)の基本的な知識やIT企業としての基本姿勢を学ぶ機会を作りました。またリモートワーク中心、且つ、チームで成果をつくっていくことを大切にするクラッソーネでは欠かせないコミュニケーションスキルも徹底して学びました。

チームプレゼン研修では、会社の中核的存在へと成長する上で欠かせない、コンセプチュアルスキル(問題発見力や課題解決力、論理的思考力)向上を主眼とし、実際の経営課題の解決にチャレンジしてもらいます。ここは後ほど詳しく触れます。

最後の振り返りと目標設定では、1ヶ月かけて知ったこと・経験したことを棚卸しし、
・何ができたか、またはできなかったか
・何を学び、どう成長したのか
・これからの成長課題と乗り越えるためのアクション

これらを1ヶ月ともに過ごした同期同士や僕ら人事と一緒に言語化し、共有・宣言します。

 

今回の研修で工夫したこと

クラッソーネが、このように1ヶ月間かけて新入社員研修を実施するのは、今年が2回目でした。
昨年の反省点や学びをしっかりと反映させるため、今年はいくつもの工夫・改善に取り組みました!その中でも特に効果を実感した3つをシェアします。工夫した点は以下の3つです。

①情報管理ツール「Notion」の活用
②2週間で経営課題課題にチャレンジする「チームプレゼン研修」
③顧客に価値提供できる人財になるための「営業力基礎研修」

①情報管理ツール「Notion」の活用

クラッソーネが大事にしているバリューの1つに「Be Factful – 正しい情報で最適解へ導こう」というものがあります。このバリューはクルーの行動基準として社内の振る舞いとしても大事な考え方となっており、クルーとして活躍してもらうために、日々扱う情報を適切に蓄積・活用できるようになってもらう必要があります。そこで…
(1)研修内で使用した資料をまとめて格納・管理できる仕組み
(2)研修内の個々の学び・気づきを、ストック・アウトプットすることを習慣化できる仕組み

さらには、
(3)それらの情報を社内に向けオープンにすることで、全社で新入社員の成長を見守るカルチャーを醸成する
これらを一気に実現できる画期的な方法がないかと考えていました。

そこで目をつけたのが「Notion」です。

皆さんは「Notion」というツールをご存知でしょうか?Notionとは、「オールインワン・ワークスペース」をコンセプトとした情報ストックツールです。ドキュメントツールやタスク管理ツールを1つのアプリに集約できてしまう万能ツールです。

※ちなみにクラッソーネには、Notion本社が公認している”Notionアンバサダー”である田原が在籍しています。(ドヤッ)

会社のNotion内に、誰でもアクセスできる新入社員研修の情報をまとめたページを作成し、そこに研修の目的や使用した資料はもちろん、彼らの日報や研修中のメモなども全て格納していきます。チャットツール「Slack」も併せて活用することで、1ヶ月後一緒に働くことになる新入社員が、研修でどんなことを体験し、何を学んでいるかを把握できるよう毎日シェアしていました。そこにコメントをもらうことも可能で、激励のメッセージや、具体的なアドバイスをいただくことも多々ありました!

▲新入社員研修に関連した情報は全てワークスペース内に格納し、誰でも閲覧可能に。また、いつでも振り返ることが可能。また彼らが活動している様子を「観察日記」として全社へ発信することで、研修の模様をオープンにすることができました。

②2週間で経営課題解決にチャレンジする「チームプレゼン研修」

改めてチームプレゼン研修とは、会社が実際に抱えている経営課題を元としたお題を出して、解決策を約2週間かけてチームで作成し、全社に向けプレゼンするというものです。

この2週間では、問題解決に用いるフレームワークを参考に、理想と現状のギャップの特定、問題発生箇所や原因の特定、解決策の立案までを自分たちで考えてもらいました。また現状理解や実現可能性のある解決策立案に向け、日々顧客と接している先輩クルーへ質問したり、現場見学で実際の解体工事が行われている現場や産業廃棄物処理場に訪問したりとステークホルダーの声に耳を傾ける機会もありました。
とくに彼らが印象に残っているのは、連携協定を締結している愛知県南知多町の空き家担当の職員の方へインタビューさせていただいたことです。空き家問題に直面している自治体の方のリアルな話に触れることで、社外からクラッソーネがどんな期待を寄せられているかなど直に知る機会となり、会社・サービスの存在意義を再確認し、社会課題解決に対してより当事者意識が芽生えた様子でした。

 チームプレゼン研修ラストの全社に向けてのプレゼンでは、社会人1ヶ月目とは思えないほどの高いクオリティの内容となり、プレゼンを聞いた役員・幹部や先輩クルーからは、労いのコメントと合わせ、ガチンコのフィードバックや質問を140個ほどいただきました(笑)それらのコメントから、さらに視座を上げたものの見方や、現場視点での現状を学べる貴重な経験となりました。

③顧客に価値提供できる人財になるための「営業力基礎研修」

部署配属の直前に、基本的な営業スキルやマインドを学び実践する「営業力基礎研修」を新しく企画・実施しました。そもそも会社として売上を上げるとは何を意味しているのか、顧客へ価値を届けるためにはどのような考え方やスキルが必要なのかなど、いわゆる「営業の基礎」を配属直前にインプットしました。


▲研修の最後に、総合演習としてトレーニングジム「CRASSONE GYM」という架空の設定と顧客パターンを用意して、見学会に来た見込み客へ営業をかけるワークをしました。

顧客が潜在的に抱えている悩みや問題を解決するというのは、言うのは簡単ですが、いざ実践しようとすれば、難しいことだらけです。営業のセオリーや、フレームワークをインプットするだけでなく、わかるから”できる”へと昇華させる経験を積むことで、営業活動における自分の思考やコミュニケーションの傾向、苦手な顧客タイプや成長課題なども明らかになり、配属後の活躍に向け、さらなるモチベーションUPに繋がっていた様子でした。

研修ラストは自分の将来をデザイン

研修最後の振り返りと目標設定では、配属されてから自分がクラッソーネという環境でどんな姿勢や目標を持って仕事に取り組み、その先の1年後どうなっていたいかを考える「自分デザインシート」「マイミッションカード」を作成し、役員に向け発表・宣言を行いました。

▲マイミッションカードは、デザイナーで彼らの1年先輩である山之内くんがデザインしてくれました!

研修を終えた感想

ここまで紹介してきたこと以外にも、まだまだ細かい改善・工夫を行ってきたことが山ほどありました。そんな研修を今回1ヶ月に渡り参加した3名に、研修の感想を聞いてみました!

研修の中で印象に残っているシーンはありますか?

山本くん(たっきー):
チームプレゼン研修の中で、何度も自分の考えや意見を伝えなければいけない場面がありました。僕は自分の頭の中を整理して伝えるということに苦手意識があり、「同期2人に任せたいなぁ…」と何度も葛藤しました。しかし、同期や先輩、研修に携わってくださった皆さんが、常に僕が発言することを期待してくれているのが伝わりました。安心して臆せずチャレンジしようと決意してから、率先して発言できるように変われたことが、自分にとって大きな転機でした!

鳥本さん(まっきー):
研修の最後に、振り返りパートが”これでもか!”ってくらい用意されていて、研修だけじゃなく、今までの人生ごと振り返ることができました!その中で、仕事面だけじゃない自分自身の成長課題も言語化することができ、自分が今後何に向き合っていけばいいかを自覚できたことは、何にも変え難い貴重な体験でした。

窪田さん(なっきー):
私も振り返りの中で学ぶことが多かったです。一緒に研修に取り組み、乗り越えた同期同士だからこそ、自分でもあまり向き合えていなかった自分を開示できたり、お互いの成長を願って真摯にフィードバックを送り合った結果、より深い自己理解できました!

研修参加前と後で感じる自身の変化はありますか?

鳥本さん(まっきー):
「視座を高くする」ということが、具体的にどういうことかを身をもって体験することでわかりました!わからないなりにも経営課題解決を真剣に考えることで、会社だけでなくステークホルダーの視点や業界全体、さらには社会全体で事業を考える=視座高く考えるということを体験でき、その感覚は、これから配属先で働く上でも持ち続けたいと思いました!

窪田さん(なっきー):
問題解決に必要な考え方や姿勢を学べたことがすごく貴重な経験でした!今までも人に相談された時に、「相手が本当に困っていることってなんだろう?」と考えることはありましたが、なかなか原因を見つけることができず、「解決できないのは私の能力が足りないからだ」と落ち込んでいました。しかし、問題解決のフレームワークを学び実践できたことで、より客観的に相手や事象を観察したり、分析できるようになりました。これで「どんな問題でも解決できる!」というわけではないと思いますが、「解決する方法が何かないか?」と自分に問いかけ、考えたり行動を起こす自信がついた実感があります!

山本くん(たっきー):
研修を通じて、社内の先輩クルーと話したり、ステークホルダーの方々から直接お話を聞くことで、自分や会社が各方面からどんな期待を寄せられているかを実感しました。配属先では、応援・期待を寄せてくれている方々のため、何事にも”圧倒的な当事者意識”を持って仕事に挑みたいと強く思いました!

まとめ

研修担当として、22卒クルー向けの新入社員研修を準備・実施する中で、”新入社員研修の持つ意味”を改めて考えてみました。

それは、「会社と働く個人の信頼関係を構築する初めの一歩」であると考えます。

クラッソーネは、組織作りにおいては、採用する場面から”相思相愛”(=会社とそこで働く個人双方にとって、一緒に働くことが最善の選択である状態)を最優先に考えています。そのため、双方の目的・目標の達成や価値観を大切にし続けられるよう、お互いにプラスの影響を与え合える関係を築き続けたいと思っています。新入社員研修は、その意思を言葉と行動両面で示す期間や場なのかなと思いました。
実際に、入社式の時から研修が終わるまで3人に対して、会社がどんな期待をしているのかを何度も伝えました。そして、期待に応えてもらうために成長することを押し付けるのではなく、会社として1人ひとりの成長をバックアップしていくことを、様々なプログラムを通じて伝えてきたつもりです。同時に、新卒クルー1人ひとりがクラッソーネで、さらには人生においてどんな価値観や目的をもって働き、生きていきたいかを、プログラムに取り組む際の行動や言葉で発信してくれた瞬間も多々ありました。
このように研修内で、会社と個人がお互いに自分のありたい姿やそこ目指していく上での課題を共有することで、お互いの理解が進み、強い信頼関係が築けたのではないかと実感しています。

改めてこういった視点で新入社員研修というものを捉え直したときに、会社・個人双方の取り組む姿勢や、伝えたいことメッセージが大きく変わってくるなと痛感しました。そして、新入社員研修は初めの一歩に過ぎません。持続的に全社で成長していくためには、折を見て研修や1on1などで自分たちの初心や現在地を確認することで、日々の業務に忙殺されず、未来や目的を忘れずに自身のキャリアや会社の成長を考えるきっかけになるのだなと思いました。

ぜひまた22卒クルー3名の様子を記録・発信できたらと思います!3人の成長・活躍を心から願っています!

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

この記事を書いた人

幡中智樹

幡中 智樹

1992年9月24日生 愛知県出身 愛知学院大学商学部を卒業後、名古屋のベンチャー海外人材コンサル会社へ入社。営業・管理業務へ3年間従事。後、ITベンチャーの名古屋事業所で求人広告の営業部門の立ち上げメンバーとして転職。現在はフリーランスとして企業の採用・教育における課題解決を行っている。

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